子供達のリコーダーコンクール

 

あれよあれよという間にもう10月になってしまいました(汗)

9月は超多忙でした。。若干本当に反省。

書きたいことも山のようにあるのですが順番に、、順番に。

 

まずは9/11西日本リコーダーコンクールの覚書。

指導している摂津市立第一児童センターリコーダークラブの子供達のリコーダーコンクールがありました。アルカイックオクト(尼崎市)にて。

5年位前までは、摂津市主催のイベントや児童センター内のイベントなどの本番がたくさんあったのですが徐々に本番の数が減っていき、それでは子供達にとって練習しても張り合いがありませんので、3年前からコンクールにエントリーすることになりました。コンクールにエントリーしている殆どの団体は学校単位のクラブなのですが、児童センターのメンバーは摂津市内の別々の小学校に通っていて、週一回土曜日に集まって90分間指導しているだけですので、正直コンクールで賞がとれるほどまとまった指導はできません。しかも児童センターの行事での演奏もあり、コンクールの曲に手をつけられる期間も限られています。またコンクールへは選抜メンバーではなくメンバー全員で臨んでいます。入ったばかり3年生で左手(ソラシドレ)しか吹けない子も混じっています。コンクールのために合宿(一泊二日で計約10時間の練習)をしたりするのですが、夏休み中ということもありメンバー全員が揃わないのが現状。そして実は、子供達が持っているソプラノリコーダーは全て学校で使用している楽器で、ジャーマン式運指です。リコーダーのために書かれたアンサンブル曲(主にSATB)の中で聴き映えのする曲は、ソプラノがジャーマン式という制限の中では演奏することがほぼ困難ですので、既存のリコーダー用楽譜に頼っても殆どの場合うまくいきませんし、他の楽器用のアレンジ譜なども入手して、PCの中でかなり編集、アレンジし、子供達に演奏できるレベルに持って行けるかなど、かなりの時間と労力を使って曲を温めなければなりません。基本的に3,4年生はソプラノ、5年生になるとアルトへ昇格?し、6年になると経験年数、体や指の大きさに応じてテナー、バスへ昇格するシステムをとっていますが、そうするとソプラノパートがどうしても手薄になるので、状況によって高学年にもソプラノパートへ入ってもらっています。子供だからといって指導に手を抜いているわけでもありません。むしろお世辞抜きの真剣勝負(汗)。無理難題を突きつけられても食いついてくるのは、やはりリコーダーが好きだからということと、皆で一緒に演奏する楽しさ、美しさを知っているから。そして指導者のリコーダーに対する熱意を、素直に感じてくれているからだと思っています。

コンクールにエントリーしている熱心な指導者がおられる学校の演奏には、目を見張るものがあります。興味のある方は一度聴きに行ってみてください。どうやったらあのレベルの演奏が出来るかは、同じ小学生を指導している立場、リコーダーの演奏家としての観点からある程度推測できます。私たち児童センターの子供達は緊張でガチガチでしたが、練習してきたことは発揮できていたかな。3年連続の優良賞でした。